カードローンでお金を借りれる人・借りれない人

ビックリマークと女性

NTTデータ経営研究所が2012年に消費者金融の利用者と利用経験者を対象に調査を行って、その調査結果から消費者金融を利用した人を5つのタイプに分けたことがありました。5つのタイプは@生活を維持するために数社から比較的多額の借入れをしているのですが返済はきちんとしているという人、Aショッピングやレジャーのために、1社から比較的多額の金額の融資を受けている人、B複数の借り入れ先から趣味や遊興費として比較的多額の金額を借りているけれど、滞納などはなく、社会的ステータスが高く収入も安定しているという人、C他の借金を返すために、5社以上からかなり高額の融資を受けていて、返済が滞りがちという人、Dおこづかいが足りないので、1社から小額の借り入れをしていて返済はきちんとしているという人です。皆さんならどのタイプの人に融資したいと思いますか?融資をするとしたら返済が滞りがちな人に対してはかなりためらいますね。

 

銀行や消費者金融のカードローンでも返済が滞りがちの人は融資を受けるのが難しいです。延滞は2か月までなら借りれる可能性がありますが、それ以上延滞すると信用情報機関に「異動」と登録されて審査には通らなくなります。また、債務整理の登録があってももちろん借りれる可能性はなくなります。一部の消費者金融は、債務整理中でも借りれることがありますが、中にはヤミ金もあるので注意してくださいね。また、借り入れ件数が極端に多かったり多額の借り入れ金がある場合は、審査に通りにくくなります。特に銀行のカードローンは審査が厳しいので他社からの借り入れが4件以上あると融資をしてもらうのは難しくなります。それから、職種も世間の流行や人気に左右されるようなものだと審査には不利になりますね。たとえば、水商売などです。自営業の人には融資しないというカードローンもあります。また、言うまでもなく全く収入がない無職の人もカードローンで借り入れることができません。無職の人が偽装会社を利用してカードローンに申し込むことがありますが、これは詐欺行為なので絶対にやめましょう。実際には無職であることが発覚すれば、その金融機関からの融資は一切受けられなくなります。

 

一方、カードローンで借りれる可能性が高いのは、安定した収入が見込める職業に就いていて勤続年数も長い人です。また、クレジットカードやカードローンを利用していたことがあるなら毎月きちんと返済している人です。また、無職の人は融資を受けられないと書きましたが例外もあって、配偶者に安定した収入がある無職の専業主婦や年金受給のみの無職の人はお金を借りれる可能性があります。また、無職でも仕送りなどで収入がある学生も学生ローンで借りれる場合があります。

 

カードローンでお金を借りれるかどうかは、返済能力と信用性がカギになります。今までのクレジットやローンの利用状況が良好な人は融資を受けやすくなりますので、融資を受けた後も新たな借り入れのことを考えで、返済をきちんとして実績を作ってくださいね。